「救助に向かう米兵に向かって語りかけるオバマ大統領の演説」
おはよう、諸君。
後一時間足らずで、諸君ら140名は、極東に向かって旅立ち、
史上最強の敵と交戦する。
時を同じくして、世界各地の米兵たちも、他の35隻の原子力
空母で、同様の救助に向かい行う手筈だ。
諸君が間もなく赴く戦いは、人類史上最強の救出活動となるだ
ろう。そう、人類史上最強の・・・・
人類・・・・・この言葉は、今日、我々全員にとって、新たな
意味を持つ。地球に対する今回の暴虐行為に少しでも意味があ
るのなら、それは我々人類が共有するモノの大きさに気付かせ
てくれた、という点に尽きるだろう。
今回の侵略は、この惑星で共に生きるのがどういうコトかを、
新たなる視点から見直させてくれた。
人間同士の無数の差異など瑣末事でしかないコトを痛感させ、
共通の利益というモノの意味を実感させてくれた。
そして更に、歴史の方向を変え、人間であることがどういう
コトかをも定義し直してくれた。
今日この時より、世界の諸民族と諸国家がいかに深く相互に
依存しあっているかを、我々は決して忘れるコトがないだろう。
諸君は日本を愛し、この日本を守り抜くために自らの才能と技
術を差し出し、命すら投げ出す覚悟を固めている。
諸君と共に戦列に立てるコトを、私は心から誇りに思う。
3月11日は日本の祝日だけではなく、地球上のあらゆる国家が
肩を組み、こう叫ぶ日となるだろう。
”我々は決して従容と死を受け入れたりしない!我々は生き続ける!
生き続けてみせる!”と。
その日こそ、我々は真の独立記念日の祝うのだ!
アメリカ軍作戦名
「Operation Tomodachi」
追記
映画「インディペンデンス・デイ」の台詞をモーチフとして作られた
実在しない演説。でも、内容は何かを奮い立たせてくれる。